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  本日 

年始のご挨拶

年始のご挨拶

 

新年明けましておめでとうございます。

 

   本年もMAG21研究会のホームページでは、漢字で金へんに美しい  と表記するマグネシウム(Mg)と糖尿病・メタボリックシンドロ−ムなどの生活習慣病をはじめ様々な疾患との関係に関する新しくかつ正しい知識と情報を提供し、Mgの啓発活動を行ってまいりますので、宜しくお願い致します。

 

   皆様の健康維持と増進、更に、生活習慣病の予防に少しでもお役に立てることを心から祈念致します。

MAG21研究会一同

      平成丁酉 元旦

 

 

 

 

 

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年末のご挨拶

年末のご挨拶

 

   今年も嬉しい話題が豊富でした。

 

   まず、当MAG21研究会のホームページは2007年に開設して以来、アクセス数が延べ28万件を超えました。マグネシウムと糖尿病・メタボリックシンドロ−ムなどの生活習慣病をはじめ様々な疾患との関係についての啓発活動が皆様に少しでもお役に立てられましたら嬉しい限りです。

 

   次に、主な話題です。

3月26日、北海道新幹線の新青森〜新函館北斗間149キロが開業し、東京〜新函館北斗間824キロが最速4時間2分で結ばれ便利になりました。東海道新幹線が開業した1964年から52年後に北海道から九州までが新幹線で結ばれました。

 

5月26日、主要国首脳会議の伊勢志摩サミットが三重県で開催しました。

 

5月27日、オバマ米大統領が現職の米大統領として初めて広島を訪問し、原爆死没者慰霊碑に献花後に声明を発表し、「核兵器のない世界」を目指す必要性を訴えました。

 

6月8日、化学に関する国際組織「国際純正・応用化学連合」は、新元素を合成した理化学研究所のチームが提案した原子番号113番の新元素の名称案を「ニホニウム」、元素記号の案を「Nh」と発表し、11月30日に正式に決まりました。

 

6月19日、選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が施行され、18、19歳の約240万人が新たに有権者となりました。7月の参院選の投票率は18歳が51.28%、19歳が42.30%でした。参政権拡大は71年ぶりでした。

 

7月17日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第40回世界遺産委員会は、国立西洋美術館(東京都台東区上野)を含む「ル・コルビュジエの建築作品」の世界文化遺産への登録を決めました。東京都内の世界文化遺産は初めてで、国内の世界遺産は20件となりました。

 

8月5日、南米大陸のブラジルで初めて開催した第31回夏季五輪リオデジャネイロ大会が開幕し、日本は史上最多となるメダル41個(金12、銀8、銅21)を獲得しました。レスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、女子個人種目で五輪史上初の4連覇を達成した伊調馨選手に国民栄誉賞が授与されました。

 

10月2日、女子ゴルフの国内メジャー大会の日本女子オープンは、アマチュアで17歳の畑岡奈紗が初優勝を果たし、アマチュア選手の優勝は史上初めてで、メジャー史上最年少優勝記録を更新しました。

 

10月3日、2016年ノーベル生理学・医学賞に、細胞が自らたんぱく質などを分解して再利用する“オートファジー(細胞の自食作用)”の仕組みを発見した大隅良典・東京工業大栄誉教授が選ばれました。日本のノーベル賞受賞は25人目で、生理学・医学賞では4人目となりました。

 

11月30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は、日本の伝統的な祭り33件をまとめた「山・鉾・屋台行事(やま・ほこ・やたいぎょうじ)」を無形文化遺産に登録を決めました。

 

   しかし、一方で災害も多い年でした。

4月14日および16日、熊本県熊本地方を震源とする前震と本震の地震が発生し、いずれも震度7を2回記録し、強い揺れによる家屋の倒壊、熊本城の損壊などの被害が相次ぎ、地震による直接の死者は50人、関連死は110人に達しました。

 

8月30日から31日、大型の台風10号の影響で岩手県と北海道を中心に記録的大雨による河川決壊や土砂災害など甚大な被害をもたらし、台風による死者は22人、行方不明者は5人に達しました。台風10号は8月21日に八丈島の東で発生後、南西の奄美・沖縄に進み、同じ時期に台風9号と台風11号が近くに存在したためかUターンして東北地方太平洋側に向かい、岩手県に上陸してから青森県を横断して日本海に抜けた空前絶後の台風と言われています。

 

2011年3月11日の東日本大震災の復興も遅れていますので、被災された皆様ならびにそのご家族、関係者の皆様には、心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

   明年は皆様にとって良い年でありますように、また益々の健康長寿を心から祈念申し上げます。

 

MAG21研究会一同

 

 

 

 

 

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平成27年国民のマグネシウム摂取量

平成27年国民のマグネシウム摂取量

 

   マグネシウムの日本人の食事摂取基準と推定摂取量の比較表を更新致しましたので、お知らせします。

 

   更新内容は、平成27年「国民健康・栄養調査」の結果 2016(平成28)年11月14日厚生労働省健康局健康課栄養指導室栄養調査係 報道発表資料、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」2014(平成26)年3月28日「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書 厚生労働省健康局がん対策・健康増進課栄養指導室 報道発表資料を含みます。

 

   厚生省(当時)が初めて国民栄養調査にマグネシウムを含めた2001(平成13)年から2015(平成27)年のデータを解析しました。まず、2014(平成26)年と2015(平成27)年のデータを比較した1日当りの推定摂取量は、男女ともに若干の増加が認められました。次に、この15年間1日当りの推定摂取量は、男性でおよそ280mgから246mg、女性でおよそ250mgから212mgまで減少しました。更に、推奨量と比較し、摂取量は男性でおよそ66%、女性でおよそ73%しか摂れていません。

 

   各推奨量に対する摂取量から見た不足量は、1日当り男性で121〜127mg、女性で71〜85mgで近年の上昇傾向が認められます。

 

マグネシウムの日本人の食事摂取基準と

推定摂取量の比較

男女30〜49歳、摂取量 平均値(mg/日)

10-188 平成27年国民Mg摂取量

 

* 強化食品及び補助食品からの摂取については把握していない。

 

* 表をクリックすると拡大表示します。

 

(参照)

1. 「日本人の食事摂取基準(2005年版)」平成16年11月22日厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室栄養指導係報道発表資料

 

    「日本人の食事摂取基準(2010年版)」平成21年5月29日厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室報道発表資料

 

   「日本人の食事摂取基準(2015年版)」平成26年3月28日「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書 厚生労働省健康局がん対策・健康増進課栄養指導室 報道発表資料

 

2. 厚生労働省 「国民健康・栄養調査

 

 

 

コメント:

   今回、男女30〜49歳のマグネシウムの日本人の食事摂取基準と推定摂取量の比較表を「平成27年「国民健康・栄養調査」の結果」、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」データに基づき更新しました。

 

   なお、わが国の国民一人当たりのカルシウム摂取量は、厚生省(当時)が国民栄養の現状として戦後1946年来毎年調査報告し、厚生労働省が国民健康・栄養調査として2003年来毎年調査報告しています。

 

   一方マグネシウム摂取量は、カルシウムの調査報告より55年後の2001年から厚生省が調査報告を開始しました。カルシウムと比較し、マグネシウムはそれほど研究されていない“オーファン栄養素(Orphan nutrient)”です。この為、マグネシウムに関する国の認知が相当遅れたため国民の認知が更に遅れています。

 

   その様な背景もあり、マグネシウムの摂取量は推奨量に対し、男性でおよそ66%(1日当り121〜127mgの不足)、女性でおよそ73%(1日当り71〜85mgの不足)しか摂れていません。この様に女性より男性に摂取不足量が多いのは、糖尿病・メタボリックシンドロ−ムなどの生活習慣病をはじめ様々な疾患が男性に多いのと関係がある可能性があります。

 

   マグネシウムの摂取不足は、カルシウム対マグネシウム(Ca/Mg)の食事摂取比率に関係します。マグネシウムの摂取量が減少するとCa/Mgの食事摂取比率が上昇し今後、虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患死亡率が高く、また2型糖尿病、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、および他の炎症に関連した疾患の発症率に影響することが示唆されています。

 

2016.10.26 日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率(1946〜2014年)

 

2016.03.31 食事から摂るカルシウムとマグネシウムの比率はどのくらいが望ましいですか?

 

2014.06.03 日本人のカルシウムとマグネシウムの食事摂取比率は2より低く、1.5〜1が望ましい

 

2012.12.14 日本人のCa/Mg摂取比率が上昇傾向

 

   マグネシウムの摂取不足が虚血性心疾患、高血圧・糖尿病・メタボリックシンドロ−ムなどの生活習慣病、喘息、不安とパニック発作、うつ病、(慢性)疲労、片頭痛、骨粗鬆症、不眠症、こむら返り、PMS(月経前症候群)、胆石症、尿路結石、大腸がん、すい臓がん、動脈硬化、全身性炎症性疾患そして悪阻など様々な疾病・病態とも密接に関連していることが基礎的・疫学的・臨床的研究でも明らかにされています。今後マグネシウム摂取の重要性がさらに認知され、正しい食育が行われる事が切に望まれます。

 

   MAG21研究会のホームページ右上には、検索 Search がありますので、例えば検索用語として“摂取不足”を入力して Search ボタンをクリックすると関連記事がリストアップされます。ご利用下さい。


   当ホームページでは、マグネシウムと糖尿病、高血圧やメタボリックシンドロームなどとの密接な関係についても解説して来ました。

 

2016.09.15 女性の血中マグネシウム、食事性マグネシウム摂取量と心臓突然死リスク

 

2016.08.24 全粒穀物消費量と心血管疾患、がん、全原因死亡および死因別死亡リスク: 用量反応メタ解析

 

2016.08.05 血圧に対するマグネシウムサプリメントの効果: ランダム化二重盲検プラセボ対照試験のメタ解析

 

2016.06.18 マグネシウムの治療用途

 

2016.04.29 食事性マグネシウム摂取量は心血管疾患リスクの高い成人の死亡率と逆相関

 

2016.04.08 なぜわが国の2型糖尿病が戦後激増したのでしょうか?

 

2016.02.05 食事性マグネシウム摂取量と日本人コミュニティの糖尿病リスク: 高山町研究

 

2015.12.16 マグネシウム摂取量とすい臓がん発症率

 

2015.12.03 糖尿病ならすぐに「これ」を食べなさい!レシピ

 

2015.08.26 カリウム、マグネシウム、カルシウム摂取量と脳卒中リスク

 

2015.08.04 マグネシウム摂取量は冠動脈石灰化と逆関連: フラミンガムハートスタディー

 

2015.07.17 高マグネシウム摂取は中年アメリカ人の糖尿病発症リスクを減らす

 

2015.07.01 健康な高齢女性の身体能力における経口マグネシウム補充効果: 無作為化比較対照試験

 

2015.05.01 食事性マグネシウム摂取は食事試験参加者のメタボリックシンドロームで非糖尿病のインスリン抵抗性を改善

 

2015.04.20 WHO 飲料水の硬度

 

2015.02.18 経口マグネシウム補充: 2型糖尿病の世界的な課題に直面する補助的選択肢?

 

2014.12.18 2型糖尿病患者の低マグネシウム血症問題

 

2014.12.01 マグネシウムサプリメントはコントロール不良な2型糖尿病の血糖を改善(無作為二重盲検)

 

2014.11.15 女性の血清マグネシウム値と虚血性脳卒中リスク

 

2014.09.03 米国の脳卒中地帯とマグネシウム

 

2014.08.13 食事性マグネシウム摂取とメタボリックシンドローム発症リスク: メタ解析

 

2014.07.23 米国の糖尿病2900万人超−米CDC公表

 

2014.06.03 日本人のカルシウムとマグネシウムの食事摂取比率は2より低く、1.5〜1が望ましい

 

2014.05.14 日本人の食事摂取基準(2015年版)

 

2014.02.25 糖尿病ならすぐに「これ」を食べなさい!

 

2014.02.12 糖尿病予備軍含め2050万人で初めて減少 厚労省

 

2013.12.12 マグネシウム摂取量はインスリン抵抗性と炎症の改善を介して2型糖尿病リスクを低下: 久山町研究

 

2013.07.25 マグネシウムは膵β細胞機能を改善してインスリン感受性の変動を補正する: 二重盲検無作為化臨床試験

 

2013.07.09 インスリン分泌は非糖尿病者の低マグネシウム血症で減少

 

2013.05.01 奇蹟のマグネシウム

 

2013.03.28 そばのひ孫と孫(は)優しい子かい? 納得!

 

2013.02.18 マグネシウムと健康:栄養、医薬品、環境の観点から

 

2013.02.01 経口マグネシウム補充は非糖尿病者のインスリン抵抗性を低減: 二重盲検プラセボ対照ランダム化試験

 

2012.12.14 日本人のCa/Mg摂取比率が上昇傾向

 

2012.11.27 米国における準最適マグネシウムの栄養状況:健康状態が過小評価されている?

 

2012.08.17 白米摂取と2型糖尿病リスクの関係

 

2012.05.29 日経メディカル 第55回日本糖尿病学会ダイジェスト

 

2012.05.22 Ka He先生略歴と講演抄録

 

2012.02.21 特集:マグネシウムと生活習慣病 日本人の食生活はマグネシウム不足

 

2012.01.24 塩化マグネシウム補充による降圧効果の臨床試験

 

2011.11.17 高齢2型糖尿病患者のうつ治療における経口マグネシウムサプリメントの有効性と安全性: ランダム化、同等性試験

 

2011.09.21 マグネシウム摂取と2型糖尿病発症リスク

 

2011.06.24 マグネシウムと生活習慣病

 

2011.02.17 低Mg濃度は糖尿病患者のグリコヘモグロビン(糖化ヘモグロビン:HbA1c)上昇に関連

 

2011.01.27 マグネシウム摂取とメタボリックシンドロームの関係

 

2010.12.21 マグネシウム摂取量と全身性炎症、インスリン抵抗性と糖尿病発症との関連

 

2010.11.26 日本人のマグネシウム摂取と2型糖尿病

 

2010.09.14 マグネシウム摂取量と全身性炎症、インスリン抵抗性と糖尿病発症との関連

 

2010.07.08 コーヒー紅茶の摂取で糖尿病リスク低減

 

2010.02.24 健常ヒト被検者の食後血清脂質反応に対するマグネシウムの影響

 

2009.12.29 生活習慣病に対するミネラル栄養の重要性 Mg(マグネシウム)

 

2009.09.08 WHO 飲料水中のカルシウムとマグネシウム: 公衆衛生的意義 2009

 

2009.05.07 米国成人の食事性マグネシウム摂取量

 

2009.03.13 糖尿病と合併症 −生活習慣との関わり−

 

2009.02.10 糖尿病予備群含め2210万人=1年で340万人増 厚労省

 

2008.08.13 低マグネシウム血症と代謝性グルコース障害リスク: 10年追跡調査研究

 

2008.06.03 『第51回日本糖尿病学会』で横田先生が発表

 

2008.02.04 『日本糖尿病療養指導士認定機構 CDEJ News Letter』に横田先生の記事が掲載

 

2008.01.24 経口マグネシウムサプリメントの影響

 

2008.01.23 WHO報告書 『飲料水中の栄養素』−その2−

 

2008.01.22 WHO報告書 『飲料水中の栄養素』−その1−

 

2007.08.21 メタボリックシンドロームの予防 −その2−

 

2007.08.20 メタボリックシンドロームの予防 −その1−

 

 

 

マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。

 

 

 

 

 

| MAG21研究会 | 健康・栄養・疾病予防 | 09:00 | comments(0) | - |
参考文献 −更新−

参考文献 −更新−

本日、参考文献の「官公庁関係」に以下の文献を追加いたしましたので、ご参考にして下さい。文献内容は近日中にアップします。

 

NEW!   平成27年「国民健康・栄養調査」の結果 2016(平成28)年1114日厚生労働省健康局健康課栄養指導室栄養調査係 報道発表資料

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142359.html

 

 

 

 

 

| MAG21研究会 | 参考文献 | 10:17 | comments(0) | - |
食事とサプリメントからのカルシウム摂取量と冠動脈石灰化リスク: アテローム性動脈硬化症(MESA)の多民族研究10年間追跡調査

食事とサプリメントからのカルシウム摂取量と冠動脈石灰化リスク: アテローム性動脈硬化症(MESA)の多民族研究10年間追跡調査

 

   2016年に米国のノースカロライナ大学チャペルヒル校栄養学科、ワシントン大学疫学科、インディアナ大学疫学・生物統計学科、ウェイクフォレスト大学医学部、エモリー大学ロリンス公衆衛生学部、Washington, DC患者中心アウトカム研究所、Los Angeles Biomedical Research Institute at Harbor-UCLA Medical Center、ジョンスホプキンス大学医学部の研究者らが、“食事とサプリメントからのカルシウム摂取量と冠動脈石灰化リスク: アテローム性動脈硬化症(MESA)の多民族研究10年間追跡調査”について報告をしたので、その論文概要を紹介します。

 

背景

   最近の無作為化されたデータ解析によって、カルシウムサプリメントが心血管疾患(CVD)イベントのリスク増加に関連する可能性があることが示唆されています。縦断的コホート研究で冠動脈石灰化(CAC)の測定により、食物およびサプリメントからのカルシウム摂取量とアテローム性動脈硬化との関連を評価しました。

 

方法

   対象は、アテローム性動脈硬化症の多民族研究から臨床的に診断されたCVD(女性52%、年齢45〜84歳)のない5448人の成人について研究しました。

 

   研究開始時の総カルシウム摂取量は、食事(食物頻度アンケートを使用)およびカルシウムサプリメント(投与録)から評価し、五分位数(5つの群)に分類しました。

 

   研究開始時のCACはコンピュータ断層撮影法により測定し、CAC測定は約10年後に2742人の参加者で繰り返しました。

 

結果

   研究開始時、五分位数の平均総カルシウム摂取量(mg/日)はQ1: 313.3 mg、Q2: 540.3 mg、Q3: 783.0 mg、Q4: 1168.9 mg、Q5: 2157.4 mgでした。女性は男性よりも高いカルシウム摂取量でした。

 

   潜在的な交絡因子の調整後、研究開始時にCACのない1567人の参加者中、カルシウム摂取量の五分位数1〜5よる10年間におけるCAC発症の相対リスク(RR)は、Q1: 1(基準値)、Q2: 0.95(0.79-1.14)、Q3: 1.02 (0.85-1.23)、Q4: 0.86(0.69-1.05)、Q5: 0.73(0.57-0.93)でした。

注釈: 相対リスク0.73とはリスクが27%低いという意味です。

 

   総カルシウム摂取量の考慮後、カルシウムサプリメントの使用はCAC発症リスクの増加と関連していました(相対リスク = 1.22 [1.07-1.39])。

注釈: 相対リスク1.22とはリスクが22%高いという意味です。

 

結論

   特にサプリメントを使用せずに高い総カルシウム摂取をした場合、長期フォローアップに伴うアテローム性動脈硬化症の発症リスクの低下と関連していました。しかし、カルシウムサプリメントを使用すると、冠動脈石灰化の発症リスクが上昇する可能性があることが判明しました。

 

 

参考資料:

Anderson JJ, Kruszka B, Delaney JA, He K, Burke GL, Alonso A, Bild DE, Budoff M, Michos ED. Calcium Intake From Diet and Supplements and the Risk of Coronary Artery Calcification and its Progression Among Older Adults: 10-Year Follow-up of the Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis (MESA). J Am Heart Assoc. 2016;5(10). pii: e003815.

http://jaha.ahajournals.org/content/5/10/e003815.long

 

 

 

コメント

   この研究者らの10年間の長期的大規模な疫学調査による食事からのカルシウム摂取量と冠動脈石灰化は逆の関連を示しました。食事性カルシウム摂取量が増加すると冠動脈石灰化が最大27%有意に低下しますが、食品に加えてカルシウムサプリメントの過剰摂取で冠動脈石灰化の発症リスクを22%有意に高くすると報告をしたことに意義があります。

 

   米国で行われた調査により最近、カルシウムサプリメントの多量摂取は命に係わる心血管疾患のリスクを高め健康を害することから「摂取を控えるべきサプリメント」のリストに新たにカルシウムが追加されました。

 

   当ホームページでは以下のサイトで、2013年に米国予防医療サービス委員会が「成人における骨折予防のためのビタミンDおよびカルシウムのサプリメント」について推奨しないとする新しい勧告を公開した内容を掲載しました。

2013.05.15  骨折予防でのビタミンD・カルシウム摂取推奨せず: 米勧告

 

   カルシウムサプリメントあるいはカルシウム製剤については、内分泌専門医の間でも長い間懸念が持たれていました。それは心血管イベントのことではなく、尿路結石や腎機能低下等に関しての懸念でした。カルシウムは「日本人の食事摂取基準」に対し、摂取不足が指摘されているミネラルですが、安全で健康に良いというイメージが強く、積極的にかつ安易に補充されている傾向があります。

 

   カルシウム製剤の添付文書には、昔から既に、“高カルシウム血症、腎結石、重篤な腎不全には禁忌であり、副作用には高カルシウム尿症、高カルシウム血症、腎機能低下、腎結石、便秘、悪心などがある”と記載されています。重要な基本的注意として、「長期投与により血中カルシウムが高値及び尿中カルシウムが高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。また、高カルシウム血症が現れた場合には投与を中止する。」”とあります。しかしながら一般に安易に考えられているのが現実です。

 

   更に以下のサイトで、マグネシウム摂取量は冠動脈石灰化と腹部大動脈石灰化と逆に関連していると報告しています。

 

2015.08.04 マグネシウム摂取量は冠動脈石灰化と逆関連: フラミンガムハートスタディー

 

   また、カルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)摂取量およびCa/Mg摂取比率の重要性について報告しています。食事から摂るCa/Mg摂取比率が高いほど、虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患死亡率が高く、また2型糖尿病、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、および他の炎症に関連した疾患の発症率に影響するといわれています。日本では一般的に、カルシウム摂取の重要性と認識が高いので、カルシウムばかり摂る事へのひとつの警鐘と考えられます。カルシウムを意識して摂るのであればマグネシウムはそれ以上に意識して摂る必要があります。

 

2016.10.26 日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率(1946〜2014年)

 

   この論文の共著者で4番目の共同研究者はKa He教授(インディアナ大学疫学・生物統計学科 主任教授で臨床栄養疫学研究の世界的権威です)で、今までに何度か来日され日本糖尿病学会(横浜)などで講演されました。

 

10-187 Ka He教授

 

* 図をクリックすると拡大表示します。

 

   Ka He教授は、以前からマグネシウム摂取量が最も多い群では最も少ない群に比べてメタボリックシンドロームになるリスクは31%減少。若い時から十分なマグネシウムの摂取が大切”と報告しています(He K, et al., Circulation 113:1675-1682, 2006)。

 

   MAG21研究会のホームページでは、He教授らの論文などに関しても解説して来ました。


2015.12.16 マグネシウム摂取量とすい臓がん発症率
 

2014.09.03 米国の脳卒中地帯とマグネシウム

2014.08.13 食事性マグネシウム摂取とメタボリックシンドローム発症リスク: メタ解析

2013.05.30  青年期の水銀暴露と後の糖尿病発症率

2012.05.22  Ka He先生略歴と講演抄録 

2012.04.23  Ka He先生来日3回講演のお知らせ 

2012.02.21  特集:マグネシウムと生活習慣病

2011.09.21  マグネシウム摂取と2型糖尿病発症リスク 

2010.12.21  マグネシウム摂取量と全身性炎症、インスリン抵抗性と糖尿病発症との関連

2009.04.20  高血圧治療ガイドライン2009

2008.01.24  経口マグネシウムサプリメントの影響 

2007.08.23  女性及び小児とメタボリックシンドロームについて 小児メタボ 

2007.08.21  メタボリックシンドロームの予防 −その2− 

 

 

 

マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

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参考文献 −更新−

参考文献 −更新−

本日、参考文献の「英文」に以下の文献を追加いたしました。文献内容は近日中にアップします。

 

食事とサプリメントからのカルシウム摂取量と冠動脈石灰化リスク: アテローム性動脈硬化症(MESA)の多民族研究10年間追跡調査

 

NEW!   Anderson JJ, Kruszka B, Delaney JA, He K, Burke GL, Alonso A, Bild DE, Budoff M, Michos ED. Calcium Intake From Diet and Supplements and the Risk of Coronary Artery Calcification and its Progression Among Older Adults: 10-Year Follow-up of the Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis (MESA). J Am Heart Assoc. 2016;5(10). pii: e003815.

http://jaha.ahajournals.org/content/5/10/e003815.long

 

 

 

 

 

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『夢21』2016年12月号の不整脈特集に横田先生の記事

『夢21』2016年12月号の不整脈特集に横田先生の記事

 

   MAG21研究会のメンバーで東京慈恵会医科大学 教授 横田邦信先生の心筋を動かすのに不可欠な[マグネシウム]の不足も不整脈や心筋梗塞を増やす原因で、大麦で補えに関する記事が、月刊誌『夢21』2016年12月号(11月2日発売) 大特集

 

雑誌タイトル: 不快で不安!放置は危険! 不整脈発作ピタリストップ!再発もなし!心房細動・心室細動・期外収縮も続々退いた!脈正しヨガマッサージ

 

中タイトル:    心房細動にはオリーブオイル 心室細動には魚油、狭心症には牛肉など発症を防ぐ強心作りおきおかず(p54)

 

に掲載されましたのでお知らせいたします。

 

ご興味のある方は、是非ご一読をお勧めいたします。

 

   横田邦信先生の記事心筋を動かすのに不可欠な[マグネシウム]の不足も不整脈や心筋梗塞を増やす原因で、大麦で補え”(p58)の内容は、分かりやすく解説されています。大まかな内容です。

 

   不整脈や狭心症、心筋梗塞などを招く大きな原因の一つとして「マグネシウム」の摂取不足があります。マグネシウムは私たちの体の細胞膜の門番として、細胞内外のミネラルなどのバランスを整える働きをします。そのため、不足すると、細胞膜が不安定になってバランスの調整がうまくいかず、細胞の一つひとつが正常に動かなくなって、不整脈が起きやすくなるのです。不足している原因は、主に食生活の欧米化がありますが、特にマグネシウム含有量の多い大麦などの雑穀を主食にとる機会が減り、精白米になったことが挙げられます。

 

 

東京慈恵会医科大学教授

同附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科診療医長

横田 邦信

 

 

夢21』に関する連絡先です。

株式会社 わかさ出版

112-0002 東京都文京区小石川5-2-2

問い合わせ先: Tel 03-3814-9731

http://wks.jp/publication/yume21/

 

10-186 夢21 201612月号表紙

 

* 図をクリックすると拡大表示します。

 

 

 

【コメント】

   『夢21』2016年12月号では、不整脈の大特集としてヒトの身体にとって必須で主要(私たちの体では作られないので、毎日の食材から摂らなくてはならず、1日の摂取量が100mg以上のミネラルの定義です)なマグネシウムと不整脈との関係について役立つ内容が分かりやすく解説しています。

 

   マグネシウムはカルシウムの蔭に隠れて来た長い歴史があります。わが国の国民一人当たりのカルシウム摂取量は、厚生省(当時)が国民栄養の現状として戦後1946年来毎年調査報告し、厚生労働省が国民健康・栄養調査として2003年来毎年調査報告しています。一方マグネシウム摂取量は、カルシウムの調査報告より55年後の2001年から厚生省が調査報告を開始しました。カルシウムと比較し、マグネシウムはそれほど研究されていない“オーファン栄養素(Orphan nutrient)”です。この為、マグネシウムに関する国の認知が相当遅れたため国民の認知が更に遅れています。

 

2016.01.06 平成26年国民のマグネシウム摂取量

 

2016.10.26 日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率(1946〜2014年)

 

   マグネシウムは健康にとってとても重要な必須・主要ミネラルです。にも拘わらず、長年にわたりほとんどの医師がこの不可欠なミネラルの血中マグネシウムを測定することもしませんし、様々な臨床症状も見過ごして来たのが現実です。

 

   マグネシウム不足は虚血性心疾患、高血圧・糖尿病・メタボリックシンドロ−ムなどの生活習慣病、喘息、不安とパニック発作、うつ病、(慢性)疲労、片頭痛、骨粗鬆症、不眠症、こむら返り、PMS(月経前症候群)、胆石症、尿路結石、大腸がん、すい臓がん、動脈硬化、全身性炎症性疾患そして悪阻など様々な疾病・病態とも密接に関連しています。

 

 

 

マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。

 

 

 

 

 

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日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率(1946〜2014年)

日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率(1946〜2014年)

 

   日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率のデータを昭和21(1946)年〜平成26(2014)年まで更新しました。

 

   Ca摂取量(平均1人1日当り)のデータは、石松らの論文(1946〜1991年)、国民栄養の現状(1946〜2002年)、国民健康・栄養調査(2003〜2014年)の資料を参考にしました。Ca摂取量は1946〜1995年頃まで1日平均およそ270から585mgまで上昇しましたが、以後2014年は497咾埜詐傾向となっています。

 

   Mg摂取量(平均1人1日当り)のデータは、石松らの論文(1946〜1991年)、国民健康・栄養調査(2001〜2014年)の資料を参考にしました。Mg摂取量は1946〜1973年頃まで1日平均およそ230から291mgの微増でしたが、以後2014年は236咾埜詐傾向となっています。

 

   Ca/Mg摂取比率は、石松らの論文、国民栄養の現状、国民健康・栄養調査それぞれの摂取量を基に算出しました。摂取比率は1946〜1950年頃までにおよそ1.1から0.8まで減少し、1951〜1958年までに1.0まで上昇し、1959〜1970年頃までに1.5まで上昇しています。そして1970年代に1.6、1980年代に1.7、1990年代〜2014年までに2.1まで更に上昇しています。

 

注) 石松らの論文(1996年)の考察で、CaとMgの摂取比率は2:1が望ましいとされているが、本調査の平均の比は1.4:1であり、Mgは現状からみて摂取増が望まれる、と述べています。

 

   Ca/Mg摂取比率は、1946年から2014年の68年間に1から2に上昇しています。この上昇理由として戦後、Ca摂取量はおよそ2倍に上昇していますが、Mg摂取量はほぼ横ばいの状況のためです。

 

   日本人のカルシウムとマグネシウムの食事摂取比率は2より低く、1.5〜1が望ましいと考えられています。この比率を減少させるにはMg摂取量を相当上昇させることが必要になります。

 

   食事から摂るカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の比率(Ca/Mg)が高いほど、虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患死亡率が高く、また2型糖尿病、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、および他の炎症に関連した疾患の発症率に影響するといわれています。

 

   日本では一般的に、カルシウム摂取の重要性と認識が高いので、カルシウムばかり摂る事へのひとつの警鐘と考えられます。カルシウムを意識して摂るのであればマグネシウムはそれ以上に意識して摂る必要があります。

 

10-185 CaMg摂取比 1946-2014

 

* 図をクリックすると拡大表示します。

 

参考文献:

国立健康・栄養研究所 「国民栄養の現状」[昭和22(1947)年〜平成14(2002)年]から引用作図。

www.nih.go.jp/eiken/chosa/kokumin_eiyou/

 

厚生労働省 「国民健康・栄養調査」[平成15(2003)年〜現在]から引用作図。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_ch...

 

石松成子、滝沢和恵、平島美穂:無機質摂取量の年次推移に関する調査 −昭和21年(1946)から平成3年(1991)−.日本食生活学会誌7:43-49, 1996

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh1994/7/1/7_1_43

 

 

 

【コメント】

   戦後の日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量を基に算定されたCa/Mg摂取比率のデータは発表されておりません。MAG21研究会は、食事から摂るカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の比率が重要であるとの認識から調査した結果を報告しています。

 

   今回、日本人のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)摂取量とCa/Mg摂取比率のデータを昭和21(1946)年〜平成26(2014)年まで更新したので、戦後における我が国のCa、Mg摂取状況の傾向を見ることができます。

 

   日本人のCa/Mgの食事摂取比率は、近年2以上に上昇しています。この上昇は、Mgの摂取不足が関係し今後、心疾患、2型糖尿病、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、および他の炎症に関連した種々の疾患の発症率に影響することが示唆されます。

 

   マグネシウム不足は虚血性心疾患、高血圧・糖尿病・メタボリックシンドロ−ムなどの生活習慣病、喘息、不安とパニック発作、うつ病、(慢性)疲労、片頭痛、骨粗鬆症、不眠症、こむら返り、PMS(月経前症候群)、胆石症、尿路結石、大腸がん、すい臓がん、動脈硬化、全身性炎症性疾患そして悪阻など様々な疾病・病態とも密接に関連しています。

 

   当ホームページでは、以下のサイトでCa/Mg摂取比率関係について掲載していますので、参考にしてください。

 

2007.08.23  女性及び小児とメタボリックシンドロームについて マグネシウムとカルシウム・・・マグネシウムとカルシウム摂取量の割合が重要ですか?
 
2009.01.07  カルマグ摂取比と大腸がん
 
2010.08.05 日本人男性マグネシウム摂取が大腸がん予防
 
2010.08.26  Caサプリメントで心筋梗塞リスク31%上昇
 
2012.11.27  米国における準最適マグネシウムの栄養状況:健康状態が過小評価されている?
 
2012.12.14  日本人のCa/Mg摂取比率が上昇傾向

 

2014.06.03 日本人のカルシウムとマグネシウムの食事摂取比率は2より低く、1.5〜1が望ましい

 

2016.03.31 食事から摂るカルシウムとマグネシウムの比率はどのくらいが望ましいですか?

 

 

 

マグネシウムに関する様々なご質問を心からお待ちしております。

 

 

 

 

 

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参考文献 −更新−

参考文献 −更新−

本日、参考文献の「和文」に以下の文献を追加いたしました。文献内容は近日中にアップします。

 

NEW!   石松成子、滝沢和恵、平島美穂:無機質摂取量の年次推移に関する調査 −昭和21年(1946)から平成3年(1991)−.日本食生活学会誌7:43-49, 1996

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh1994/7/1/7_1_43

 

 

 

 

 

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マグネシウム文明−究極の再生可能エネルギー−の紹介 第2弾

マグネシウム文明−究極の再生可能エネルギー−の紹介 第2弾

 

   東京工業大学 名誉教授 矢部孝先生が「マグネシウム文明−究極の再生可能エネルギー−」を以前から提唱されているので当MAG21研究会のホームページで紹介致します。

 

   矢部先生は最近、新しく日本語と英語のホームページを開設されたのでお知らせ致します。

 

マグネシウム再生可能エネルギーサイクル

http://www.energy-genesis-cycle.com/

 

   矢部先生のホームページでは、海水に存在する1800兆トンのマグネシウムのエネルギーを利用することを2004年に提唱されてから、以下の実現可能な内容について解説されています。

(1) マグネシウム燃料電池

(2) マグネシウムの再生

(3) スマートフォン用充電器(製造販売体制構築中)

(4) ドローン用電池(製造販売体制構築中)

(5) 非常用電池(製造販売体制構築中)

(6) 中・大型燃料電池(ゴルフカート用電池の製造販売体制構築中)

(7) 充電式の問題点

(8) 自動車用電池

 

   数年後には、(8) 自動車用燃料電池などを実現することになるようです。

 

   また、矢部先生のご厚意により3つの図を掲載いたしますので、ご参考にしてください。

 

10-182 矢部名誉教授PPT

 

10-183 矢部名誉教授PPT

 

10-184 矢部名誉教授PPT

 

* 各図をクリックすると拡大表示します。

   

   なお、MAG21研究会のホームページでは、矢部先生のご研究内容(第1弾)について解説しています。

 

2014.10.27 マグネシウム文明−究極の再生可能エネルギー−の紹介 第1弾

 

 

 

【コメント】

   地球上では18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスで産業革命が起こりました。以来、石炭・石油エネルギーが主に使われるようになり、20世紀には核エネルギーが使われるようになりました。そして、これらエネルギー資源は、電車、車、オートバイ、航空機、船、工業用電気、家庭用電気・電化製品などに利用され、世界中でも便利な社会が形成されました。

 

   しかし、一方では、石炭・石油・核エネルギーによる地球環境に対する悪影響を及ぼし、地球の温暖化に関係していると議論されています。

 

   私達は、美しい地球を守らなければなりません。現在の地球環境をこれ以上悪化させることはできません。この為には近い将来、石炭・石油・核エネルギーに頼らない、すなわち次世代エネルギーの実用化が切に望まれています。

 

   マグネシウムは鉱石とか海水に無尽蔵に存在し、海水には1800兆トンと試算されています。マグネシウムをエネルギーとして利用し、二酸化炭素や有害な物質を出さず、環境にも優しく再生可能なエネルギー源となり、実用化に向けた製品開発が精力的に進められていることは実に素晴らしいことです。

 

   東京工業大学の矢部孝名誉教授は以前から再生エネルギー源としてマグネシウムに着目されマグネシウム循環社会の実現化に向けて努力されています。

 

 

 

この記事に対するご意見やご質問を心からお待ちしております。

 

 

 

 

 

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